Windows Server 2016 で ArcGIS Web Adaptor を使用するには、IIS と特定の IIS コンポーネントが有効化されている必要があります。IIS が検出されず、特定の IIS コンポーネントが有効になっていない場合、セットアップは続行されません。
IIS が有効になっていても、必要な IIS コンポーネントが不足している場合は、インストール時に特定の IIS コンポーネントが不足していることを通知するメッセージが表示されます。インストール時に自動的に必要な IIS コンポーネントを有効にすることもできます。下記に示すように、組織のセキュリティ ポリシーによっては、必要な IIS コンポーネントを手動で有効にする必要がある場合があります。
Windows Server 2016 で IIS および必要な IIS コンポーネントを有効化する方法については、下記の手順をご参照ください。
- [サーバー マネージャー] を開いて、[管理] > [役割と機能の追加] の順にクリックします。[次へ] をクリックします。
 - [役割ベースまたは機能ベースのインストール] を選択し、[次へ] をクリックします。
 - 適切なサーバーを選択します。デフォルトでは、ローカル サーバーが選択されます。[次へ] をクリックします。
 - [Web サーバー (IIS)] を有効にして、[次へ] をクリックします。
 - ArcGIS Web Adaptor をインストールするのに、追加の機能は必要ないため、[次へ] をクリックします。
 - [Web サーバーの役割 (IIS)] ダイアログ ボックスで、[次へ] をクリックします。
 - [役割サービスの選択] ダイアログ ボックスで、以下に挙げる Web サーバー コンポーネントが有効になっていることを確認します。[次へ] をクリックします。
 - 設定が正しいか確認したら、[インストール] をクリックします。
 - インストールが完了したら、[閉じる] をクリックしてウィザードを終了します。
 
必要な IIS コンポーネント
下記に示す IIS コンポーネントは、ArcGIS Web Adaptor が動作する最小要件を満たしています。これ以外の IIS コンポーネントが有効になっていても、そのコンポーネントを削除する必要はありません。
- Web サーバー
- HTTP 共通機能
- 既定のドキュメント
 - 静的コンテンツ
 
 - セキュリティ
- 要求フィルター
 - 基本認証
 - Windows 認証
 
 - アプリケーション開発
- .NET 拡張 4.6
 - .NET 拡張
 - ASP.NET 4.6
 - ASP.NET
 - ISAPI 拡張機能
 - ISAPI フィルター
 
 
 - HTTP 共通機能
 - 管理ツール
- IIS 管理コンソール
 - IIS 6 と互換性のある管理
- IIS 6 メタベース互換
 
 - IIS 管理スクリプトおよびツール
 - 管理サービス