ArcGIS Server (Windows) および ArcGIS Pro

ArcGIS Pro と同様に、ArcGIS Server では conda を使用して Python 環境を管理します。既存の Python 環境のクローンを作成して環境をアクティブ化するには、次の手順に従います。

1. 現在の環境をアクティブ化するには、コマンド プロンプトを開き、proenv.bat にある . <ArcGISServer_InstallDir>\ArcGIS\Server\framework\runtime\ArcGIS\bin\Python\Scripts ファイルを実行します。
2. ArcGIS Server デフォルト環境のクローンを作成するには、新しい環境の名前およびその環境が保存されるディレクトリを指定して、次のコマンドを実行します。conda create --clone arcgispro-py3 --name %LocalAppData%\ESRI\conda\envs\new_env_name
3. 新しいクローン環境に切り替えるには、proswap (proswap new_env_name) を使用します。
4. Windows サービス マネージャーで [ArcGIS Monitor Server] サービスを右クリックし、[再起動] をクリックします。すべてのサービスがオンラインに戻るまでに数分かかります。
5. 追加のパッケージは conda コマンド ライン ユーティリティを使用してインストールできます。conda 実行可能ファイルは . <ArcGISServer_InstallDir>\ArcGIS\Server\framework\runtime\ArcGIS\bin\Python\Scripts にあります。

conda の使用および操作の詳細については、「conda の概要」をご参照ください。

ArcGIS Server (Windows) および ArcMap

1. パッケージの Windows 64 ビット バージョンをダウンロードします。
2. ダウンロード場所に移動します。
3. *.msi または *.exe ファイルをダブルクリックして、パッケージをインストールします。

通常、カスタム パッケージは C:\Python27\ArcGISx6410.7\lib\site-packages ディレクトリにインストールされます。

ArcGIS Server (Linux)

ArcGIS Server (Linux) の場合は、次の手順に従います。

1. パッケージの Windows 64 ビット バージョンをダウンロードします。
2. Wine Explorer アプリケーションを開始します。端末で、このコマンドを貼り付けます。

   . <ArcGISServer_InstallDir>/arcgis/server/framework/etc/arcenv; wine explorer &

3. ダウンロード場所に移動します (Z:\ がシステムの / にマッピングされていることに注意します)。
4. *.msi または *.exe ファイルをダブルクリックして、パッケージをインストールします。

通常、カスタム パッケージは <ArcGISServer_InstallDir>/arcgis/server/framework/runtime/.wine/drive_c/Python27/ArcGISx6410.7/lib/site-packages ディレクトリにインストールされます。

カスタム Python パッケージのテスト

パッケージが適切にインストールされたかどうかをテストするには、インストールしたパッケージをインポートする Python スクリプトを作成して実行します。スタンドアロン スクリプトに慣れていない場合、以下の手順に従います。

1. ターミナル ウィンドウを開きます。
2. スクリプトを引数に指定して、サーバーの Python を実行します。たとえば、「<ArcGISServer_InstallDir>/arcgis/server/tools/python ~/projectX/mytestscript.py」と入力します。