マスク関数を使用して、1 つ以上の NoData 値または有効なピクセル値の範囲を指定します。
この関数に対する入力は次のとおりです。
- 入力ラスター
 - NoData の解釈
 - NoData 値
 - 内包範囲
 
NoData の解釈とは、NoData 値が出力画像に及ぼす影響を指します。
- すべて - 出力画像でセルを NoData にするには、そのセルのすべてのバンドに NoData 値を指定する必要があります。
 - 任意 - セルの指定したバンドに NoData 値を指定すると、出力画像のそのセルは NoData になります。
 
セル値の入力と出力の例
| バンド 1 | バンド 2 | バンド 3 | NoData の解釈 | RGB | 
|---|---|---|---|---|
NoData  | 1  | 1  | すべて  | 1  | 
NoData  | NoData  | NoData  | すべて  | NoData  | 
NoData  | 1  | 1  | 任意  | NoData  | 
NoData  | NoData  | NoData  | 任意  | NoData  | 
[NoData 値] と [内包範囲] のいずれか、または両方に値を指定することができます。
NoData 値は、バンドごとに指定できます。複数の値を指定するには、スペース区切りのリストを入力します。
内包範囲は、バンドごとに最小値と最大値を入力して指定できます。範囲外の値はすべて NoData として返されます。ピクセルの値が指定された範囲内にある場合、そのピクセルは含まれます。したがって、バンド 1 の範囲が 5 ~ 10、バンド 2 の範囲が 15 ~ 20 のときに、バンド 1 のピクセル値が 8 の場合、このピクセルはマスクされません。