ゲージ エレメントおよびインジケーター エレメントの場合、作成者は、数値をある単位から別の単位に変換することを指定できます。これは、データが特定の単位のセットを使用しているが、データを変更せずに別の単位のセットで表示したい場合に役立ちます。これには、次のような多くの具体的用途があります。
- 長さの変換 (たとえば、マイルからキロメートルへ)
 - 重さの変換 (たとえば、ポンドからキログラムへ)
 - 温度の変換 (たとえば、摂氏から華氏へ)
 - 電力の変換 (たとえば、ワットからキロワットへ)
 - 数値の変換 (たとえば、小数からパーセントへ)
 
一般に、値の変換は方程式 y = mx + b で表すことができます。この単純な式を使用して、数値を直線に沿って任意のその他の数値に変換できます。
- x = 変換される数値
 - m = x に適用される変換係数 (傾き)
 - b = 適用されるオフセット (y 軸の切片)
 - y = ダッシュボードに表示される数値
 
インジケーターおよびゲージの場合、[値の変換] 設定が [データ] タブにあります。[値の変換] を有効化すると、[ファクター] および [オフセット] という 2 つの追加設定が表示されます。![[値の変換] 設定 [値の変換] 設定](GUID-6A623932-66D3-4765-9AC9-3058914EE0F1-web.png)
[ファクター] 設定は方程式 y = mx + b 内の m を表し、[オフセット] 設定は b を表します。
以下の表に、値の変換を実行するために [ファクター] 設定および [オフセット] 設定に入力する数値の例をいくつか示します。
変換のタイプ  | ファクターの値  | オフセットの値  | 
数値 - 小数からパーセントへ  | 100  | 0 のままにする  | 
温度 - 摂氏から華氏へ  | 1.8  | 32  | 
重さ - ポンドからキログラムへ  | 0.45359237  | 0 のままにする  | 
[ファクター] 設定には分数 (たとえば、5/9) を入力できません。正と負の小数および整数のみを入力できます。